空気清浄機は使っているだろうか。
俺の場合、子供が産まれて汚い空気を家では吸ってもらいたくないから購入したが、もっと早く買っておけばよかったと思えるぐらい必需品であることが分かった。
子供の有無にかかわらず、俺にとっても嫁にとっても、もっと早く我が家に導入するべきだった。
目に見えて何かをものすごく体感できるものではないが、影での空気清浄機の働きはとにかく優秀である。
体調も壊しにくくなるし、美肌への効果もあるし、細かい埃も集めてくれるし、花粉症対策にもいいし。
これ以上にメリットはたくさんある。
ここに俺が感じた感想を述べるから、気になっている人は読んでもらいたい。
ちなみに俺はDAIKINのストリーマ空気清浄機を購入したんだけど、最近の空気清浄機はだいたい同じ性能を持っているから空気清浄機のみに焦点を当てて話をする。
※店員に勧められDAIKINの空気清浄機は他メーカーと比べ吸い込み口が3方向だったから購入
本記事の内容
購入して感じたこと
いつもと違う空間になってると実感
まず最初に寝室に設置した。空気清浄機を稼働させてしばらくたっても特に何かは感じない。
ただ、室内のニオイや汚れ、PM2.5を感知して、LEDのランプが青→赤に変わって少し稼働音が大きくなり「おー!反応してるわー」なんて言っていたぐらいである。
空気清浄機は寝室で稼働させた状態のままにして、そのあと家族でリビングで団らんしていたわけだが、再度寝室に戻ったときに感動したことを覚えている。
"何かが違う。空気がクリアだ"
これは俺だけじゃなく嫁も感じていた。うまく表現はできないが、いつもと違う空気感を感じるのだ。
例えるなら「きれいな緑の中で滝がある場所」というような感じだ。これはけっしておおげさに言っているわけではない。
リビングにいたときとは何かが違う。とにかく空気のクリア感を感じる。
数値化したり、空気の状態を可視化できるわけじゃないから体感でしか伝えられないけど感動したのは強く覚えている。
これを感じただけでも空気清浄機を購入してよかったと思えた。
空気清浄機の代表的な機能
湿度調整機能
だいたいの空気清浄機は加湿機能を持っている。
除湿機能を持っているものもあるが、これはエアコンに任せてあるから加湿機能のみで十分である。
それに除湿機能を持っているものは値段が跳ね上がるから購入はおすすめしない。
これは家電量販店の店員も言っていた。うん、確かに間違いない。
部屋の湿度は我々人間にとってかなり重要である。
湿度によってウイルス、カビ・ダニ、肌の状態、体感温度など影響するものが数多くある。
ウイルスと湿度の関係
インフルエンザになるけどこのグラフを見てみるとわかりやすい。
湿度が低い水色の状態だとウイルス生存率が最も高い。
冬の外なんて湿度20パーセントで気温は7~8℃はざらである。この状態でのウイルス生存率は70%に迫る勢いである。
また、そこまで寒くない20℃付近でも湿度が低いとウイルスは変わらず約70%生存している。
これに比べて、オレンジと赤のグラフを見ると湿度を高くすることによって大きくウイルス生存率を下げることができる。
家の中で7~8℃はあまり無い状態だと思うから考えないとして、20℃付近でのウイルス生存率は約5%にまで減少する。
つまり、湿度が低い状態は湿度が高い状態と比べて約13倍もウイルスが生きていることになる。
これは13倍ウイルスにかかりやすくなる、といっても過言ではない。
これを加湿によってここまで下げられるのであれば加湿しない手はない。
社会人になると、マジで病気になって体調を崩してる場合ではない。
仕事ができなくなってしまっては周りにも迷惑をかけるし、自分の仕事は進まないし家族にも迷惑をかける。
なにより自分が体調悪くて辛いしキツイ。
「体調管理も仕事のうち」はまさしくその通りだ。
常に身体に気を遣っていて病気になってしまうのは仕方ないが、何も対策しないでいるのは正直バカだ。
ちなみに、現在流行しているコロナウイルスについては、まだ不明確な部分が多く詳細は分からないが「湿度は50~60%を保ちましょう」という対策も見かける。
しかし、シンガポールでは湿度も気温も高い状態でコロナウイルス感染者もでているから、確実な情報は世界の医療機関の発表を待つことにしよう。
ちなみに、浮遊ウイルスも俺が持っている空気清浄機であれば吸い取ってくれる。
どこまで効果があるかわからないけど頼もしい存在だ。
カビ・ダニと湿度の関係性
ウイルスとは逆になってしまうが、カビやダニは湿度60%ぐらいから増えてくる。
これ以上湿度が高くなると更に増殖しやすいし、菌や虫も増殖してくる。虫がでてくるのはマジで避けたい。
俺のせいで、かわいい娘に家で虫を遭遇させたくない。もちろん俺も遭遇したくない。
ちなみに気温は25℃付近を好むから、ウイルスとは温度・湿度ともに逆の傾向となる。
空気清浄機の加湿機能は現在の湿度から加湿具合を調整し、あまり湿度が高くなりすぎることはない。
これも単純な加湿器だと加湿し続けてしまうが、空気清浄機の加湿機能は調整してくれるのがいいところだ。
もし除湿したいのであればエアコンの除湿機能を使うことをおすすめする。
エアコンがないのであれば、部屋を喚起するか、もしくはペットボトルに水(または氷)を入れて扇風機をあてると良い。
ちなみに、これも浮遊カビ菌なら俺が持ってる空気清浄機であれば吸い取ってくれる。どこまで取ってくれるのかわからないけど。
肌と湿度の関係
肌の乾燥は湿度によってかなり影響される。歳をとると顕著に表れる。
赤ちゃんのすべすべ肌が本当に羨ましい。
一般に肌にとって最適な湿度は65%~75%と言われている。
冬の例になるが室内温度5℃、湿度50%から暖房により20℃まで室温をあげると湿度は約20%ほどまで低下する。
暖房をしたことにより30%も下がってしまうのだ。これはウイルスゾーンにもなるので気を付けたい。
これも空気清浄機を置いておけばある程度防げる。
また、逆に湿度をあげまくればいいわけでもない。
汗をかいて肌バランスが崩れることもあるし、何より汗による菌の繁殖が伴う。
これでは何のための加湿だかわからない。
先ほども説明したが、空気清浄機であればこれを超えるようなことはまずない。
加湿器を使用している場合は、湿度計も置いて管理したほうがいいだろう。
ちなみに湿度を75%まで上げると肌にとってはいいけど、カビ・ダニの発生もあるのでここまで上昇させることも避けたい。
体感温度と湿度の関係
湿度によって体感温度が変わるのはみんな体験済みだと思うが、20%湿度が変わると体感温度は4℃変わると言われている。
※DAIKIN HPより
これをうまく利用することによってエアコンの設定温度も調整できる。うまく湿度と合わせて部屋は作るべきだ。
冬はお風呂でたあと乾燥しまくった部屋には行きたくない。せっかく温まったのに身体が一気に冷えるし肌にもよくない。
夏はじめじめして汗かきたくないから、湿度を下げて体温をコントロールするのが望ましい。
温度だけでコントロールすると身体に悪いし電気代もかかる。
最適な湿度は50~60度
ウイルス、カビ・ダニ、肌、体感温度などすべてを考慮したうえでの最適湿度は40度~60度ぐらいである。
そのなかでも、俺はやっぱりかさつきたくないし、肌しわしわになりたくないから50~60度ぐらいを目指したい。
ダニは65度以上から特に増えてくるから避けられているし、定期的に布団クリーナーで叩いて吸ってるから大丈夫。
ちなみに俺が持ってる布団クリーナーはこれだけど、コイツもなかなか優秀。布団のほこり量の多さにびっくりした。
アイリスオーヤマ 超吸引ふとんクリーナー IC-FAC2 ホワイト
カビに関しては防カビシートなどで対策する。
(以前にシート貼らなかったことでベッド下部の板をカビで少し黒くしてしまった)
俺が持っている空気清浄機のモニターを見るとだいたい50~60度になっているから、まさに俺の求めるベスト湿度になってくれている。
もし下回ってしまった場合は加湿強化ボタンがあるから、それを押せばだいたいこの湿度になってくれている。非常にありがたい。
空気清浄機の湿度調整機能によって、ここまで我が家を守ってくれているのは非常にありがたい。
有害物質抑制効果
多くの人はこれを求めて空気清浄機を購入するであろう。
俺もその一人であった。そして思っていた以上に効果を実感している。
俺が思っている以上に、空気中には有害物質が浮遊しているらしい。
空気中には見えてもほこりくらいだから、こんなに色々漂っていると思うと怖い。
※DAIKIN HPより
きれいな部屋で健康な身体を保てる
俺はけっこう風邪を引いたり、体調を崩しやすい体質である。
しかし、これを使い始めてから1年半、まだ病気にかかっていない。
もちろん空気清浄機を導入したからだ。と断言はできない。
使っていなくても病気にならなかったかもしれない。
ただウイルスやカビまで抑制効果がある、とメーカーでは謳っているため効果があると思いたい。
間違いなく身体にとっていい環境を作り出してるのは間違いないから俺は十分満足している。
花粉症の症状はだいぶ抑制された
そして俺は重度の花粉症だ。花粉の季節になると、鼻水と目のかゆみが半端ない。
目に関して言えば寝てるときに目やにがでているのか、朝になると固まってしまい、お湯でほぐさないと目を開けられない。
そして、その固まったものをむりやり剥がそうものなら、皮膚が少し剥がれるのかかさぶたになってしまう。
もうほんとに最悪なのである。春は好きだが花粉はマジで迷惑極まりない。
それが空気清浄機を購入してからというものこういった症状は見られない。
この花粉症を抑制できていた、と感じたのは1ヵ月の出張に行ったときだ。
家では花粉のことなど気にしないで過ごしていたのだが、出張2日目で花粉症の症状が出始めた。
つまり、家では空気清浄機が頑張っていてくれていたからなのである。すごいぞ空気清浄機。
家ではやはり快適に過ごしたい。そのためにもやはり空気清浄機は必要であった。
ニオイ消臭機能
※DAIKIN HPより
ニオイは自分で気づかない
ニオイというのはずっと同じ場所に住み続けていると、そのニオイに慣れてしまい自分では気づけない。
車の芳香剤がいい例だ。ニオイがきついのに自分は全く気にならなくなり、他の人は強烈にニオイを感じたりする。
以前付き合った女性のなかに「小さいゴミ箱だとすぐに溜まってしまって捨てるのが面倒くさい」と言って、ポリバケツを購入して使っていた女性がいた。
生ごみも普通のゴミもまとめてポイしていたから、もちろん悪臭が漂っていた。
俺は少なからず「女性としてこうであってほしい」という願望があるが、これは乖離しまくっていて失望した。
「臭いよ」と言ったら、芳香剤を玄関とリビングに設置してさらに悪臭が漂っていたのも苦い記憶となっている。
くだらない話で少しそれてしまったが、俺の空気清浄機はおならすると青ランプから赤ランプになり脱臭が始まる。
ほかにはアイコスを吸った際やて料理にも反応して脱臭が始まる。そしてたまに俺にも反応しだして稼働音が大きくなる。ちょっと悲しい。
ニオイっていうのは何か粒子などがあるのだろうか。どうやって判定しているのか謎だけどすごい。
人を招き入れるときのマナーにもなる
この脱臭機能はマナーのためにも必要な機能だ。誰か来た時に部屋が臭いのは失礼である。
ニオイは下手すると慣れてしまって自分で気づかなくなる、ということは、もしかすると相手に不快なニオイを与えてしまっている可能性がある。
これはそれを予防するためにもとても便利である。すかしっぺならもしかするとばれないかもしれない。試したことはないけど。
集塵能力がすごい
俺は空気清浄機にはニオイや湿度以外にも、このほこりを取ってくれる機能にだいぶ期待してた。
「もしかしたら、掃除機かけなくてもいいんじゃね?」
そんなことを本気で思ってた。掃除機やモップ掛けの時間がなくなるなんて最高すぎる。
実は嫁も空気清浄機買う前に似たようなことを言っていた。
だが、現実はそう甘くなかった。
まぁ当たり前っていえば当たり前だ。
部屋中のほこりを吸い取ってくれるのであれば、掃除機以上の吸引力が必要だし、空気清浄機までの気流を作り出して吸い込むシステムが必要になるはずだ。
こんなのできるわけがない。
現在の掃除機すら静かとは言えないし、うるさくても吸えない機種はその場のゴミさえ満足に吸ってくれない。
というわけで、普通に床にはチリやほこりがたまるため掃除機がけやクイックルワイパーがけはいつもどおり欠かせない。
しかし、ある日俺はびっくりした。
俺が手入れしていなかったから悪いんだけど、初めて空気清浄機の前面パネルを開きフィルターの状態を確認してみたときだ。
部屋中のチリやほこりを吸ってくれていた
この画像を見てみるとわかってもらえたと思う。
最初はこの灰色の部分がフィルターの色なんじゃないかと思ってしまったほどだ。
おそるおそる手で触ってみると、ほこりの塊がもさぁーっと取れる。
ちょっとずつ取れるのではなく1面ずつ取れたのが驚きだ。
通常2週間に1回程度フィルターを掃除する必要があるんだけど、俺は半年間していなかった。
説明書や公式HPにある通りこれじゃ機能は絶対に落ちる。
これを機に俺と嫁は定期的に掃除することにした。
せっかく4万も出して空気清浄機を購入したんだから、1週間のうちの5分を怠っただけでパフォーマンス低下させてはいけない。
たばこ1本我慢して、このフィルターを掃除したほうがよっぽど有意義な時間の使い方だ。
こんなにもほこりを集めてくれていたのか、ありがとうストリーマ空気清浄機。
これからもっと大切にするぜ。
と思ったのと同時に、空気清浄機を使っていなければ「この量のほこりを俺は身体に吸い込んで取り込んでいたかもしれない」
と思うとぞっとする。マジで買ってよかったと痛感。
ある意味人間は「ほこり収集マシン」だと俺は思ってるから、今後はこいつに役を渡してあげたい。
本体内部も清潔
これは手軽さと安心面の説明。
加湿器はきちんと日常の手入れしないと、最悪カビや細菌をまき散らしていることになる。
保湿はされるかもしれないけど、菌やカビを含んだ水を大気放出したら本末転倒だ。
その点、今時の空気清浄機は本体内部を清潔に保つようにできている。
ただし、最低限の手入れは必要だから行うこと。
まとめ
※冒頭でも説明したが、俺のは除湿機能はついていない。除湿はエアコンにまかせている。
あまりに優秀すぎるから寝室だけで最初は使用していたが、現在は空気清浄機の下にキャスター付きのミニすのこをセットし、生活に合わせて移動して常に使ってる。
空気清浄機を購入してからだいぶ経つが、これは間違いなく設置したほうがいいレベルである。
子供が産まれたからきれいな空気を吸ってもらいたい。という気持ちで購入したが、全員これは必要だと思う。
また、「子供の免疫力が付かなくなってしまうんじゃないか」と以前まで思っていたが、汚い空気を吸ってもらうぐらいならきれいな空気を吸ってもらいたい。
それに365日24時間家にいるわけじゃない。外で免疫は付ければいい。家はやっぱり1番居心地がいい環境にしたい。
鼻毛伸ばしたかったり、肺にほこり入れたかったり、肌に保湿なんて関係ねぇ!ウイルスを取り入れて免疫付けて退治するんだ!っていうのであればもちろん必要ない。
これはおおげさに言ってしまっているが、購入した俺からすると使っていない人は結局そういうことだ。
仕事の先輩に以前言われたことがある。
「無知が一番怖いんですよ。最悪死にます。」
今まで普段思っていなかったが、その通りだ。
空気清浄機を導入しなくても死ぬことはないけど、建築現場などの作業員は正しい仕事の仕方をしないとまじで死ぬ。
処方された薬だってそう。「混ぜるな危険」の液体だってそう。電気を取り扱う仕事だってそう。
子供も無知だから飛び出してしまったり、高いとこから飛び降りようとしまう。
死は言い過ぎだとして、何が言いたいかって言うと「知らないと人生を損」するのである。
知らなければ損とも思わないんだけど、知っていたほうが絶対に得である。
まさに空気清浄機もそう。知識が少なかったからこんなにいい物だと思っていなかった。
ここまで俺がごり押しするのは、ほんと空気清浄機は影でささえてくれる頼もしいヤツなのである。
これで病気にも花粉症対策にもなり、肌にもよくて、ほこりもニオイも取ってくれるなんて1石5鳥ぐらいだ。
もしかしたら今流行りのコロナウイルスにも少しは効くかもしれない。
持っていない人はオフハウスとかでも安く買えるから、その機種を調べたうえで自分に合うものを使ってもらいたい。